2006年08月23日

近江県物語

近江縣物語.pdf
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赤烏帽子都氣質

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風俗誹人氣質

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梅若丸一代記

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2006年08月22日

諸國武道容氣

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「寛濶役者片氣」

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北條團水「一夜船」正徳二年

昭和版帝國文庫
http://uwazura.seesaa.net/article/22658319.html

一夜船.pdf

解題 藤村作
一夜船
五册 北條團水作  正徳二年刊
 作者北條團水、一に鳳城團粹とも書く。また平元子、橘堂、滑稽堂と號し、薙髮して白眼居士と稱した。京都一條堀川の人、元來俳諧を以て立ち、西鶴を師とし、椎本才麿にも從つた。元隷六年八月西鶴の歿後、兩替町通二條上ル町の居を移して、浪花なる西鶴の草庵を守り西鶴菴と稱し、居ること七年京都に歸つて東洞院に住み、寶永八年正月四日四十九歳にて歿した。「俳諧家譜」に「一生涯清貧之人也」とある。著はすところ、俳書に「團袋」「特牛」「彌之助」「秋津島」「塗笠」等があり,又西鶴の「武道傳來記」「日本永代藏」を踏襲した「新武道傳來記」「日本新永代藏」及び「晝夜用心記」等がある。「誹家大系圖」にこの「一夜船」を「團水ノ名アレトモ別人ナリ」とあるが、今遽に從ひがたい。
 「一夜船」は奇事異聞の集録で、かゝる奇異を説き妖怪を語るものは、既に寛文六年支那の「剪燈新話」を拔粹飜案した「伽婢子」が、淺井了意によつて平易暢逹な文章となつて世に流行して以來正徳享保に至るまで、この作に倣つて書名を擬するもの十餘種、貞享ご年に「宗祗諸國物語」、井原西鶴の「近年諸國咄、大下馬」、元祿四年に淺井了意の「狗張子」、同五年に俳林子の「諸國新百物語」、同十一年に羅山子の「怪談全書」、寶永三年に青木鷺水の「御伽百物語」等を續出せしめ、藝苑に怪異談の一系統をみるに至つた。「一夜船」の作者がこの怪異談に筆を取つたのも、かうした當代の交藝の向ふところに影響されてゐると同時に、時代の好尚に投じたものと見られる。しかもその師西鶴が既にこの一般の風尚に從つて、『大下馬」「近代艶隱者」「懐硯」等を著はしてゐることも見逃してはならない。團水がこの寄事異聞を蒐集して冊子となすに至った過程には、彼が最も親炙した西鶴の「大下馬」の影響が著しかつた。「大下馬」は一人族して諸國の怪異談を聞く形式のもので、この形式のものでは、天文年間に出來たとされる江州佐々木屋形の幕下中村豐前守某の撰する「奇異難談」、これにつゞいて「宗祗諸國物語」が早かつた。
 「一夜船」もその序にいへる如く、京より大阪への乘合船の中にて關東關西の乘合の見聞にふるゝ咄を書付けたといふ形式で、享保十一年「怪談諸國物語」と改題された如く、旅を背景とし諸國物語の形式を追つたものである。併し怪談とあつても全部がいふところの怪談てはない。五卷二十七話の中怪談とみるべきものは僅か四話のみで、他は巷談である。尤も前者は超自然分子を作者の想像に任せて、幾分強烈なものとし讀者の感興をそ丶る如く描かれてゐるものをのみいふので、後者にあつても奇怪な妖惑の光を描き出さうとしてゐるものも交つてゐる。巷談とするものゝ多くは全く道路の噂で從來のものに散見するところのものではあるが、幾分人間の内的生活と關係を持たしめ、「鬼の評判まち/\」に心の鬼にさいなまるゝ話等は、心理的迷妄を自然に取扱つてゐるし、更に洒落た筆法で淨世草紙の世界の好話柄として感興深く讀まるゝ佳什「月夜の高坊主」等もみちれる。
 怪談の方面に於いてもその取材は、矢張り從來のものから餘り距つてゐない。そして非現實的傾向のものをも誠としやかに傳へんとして、支那の典籍を索め引いたり、「詞をかはせし磔女」の亡魂の話の條に幽靈論をなしたりしてゐるが、肝腎の修辭的用意を若干欠いてゐるために、文字から享ける印象は陰森な情趣をそぐものがある。只この種のもので錯覺幻覺を巧に描いて悽愴味のあふれてゐるものは、「梅田香之助發心の事」の一篇であらう。
 併しかゝる妖怪談を以てその集録の本領としたものではない。彼は只この世の奇事異聞を珍らしい話として傳へれば足りるとした。その意味に於いてまた彼獨得の妙味を認めることが出來る。


一夜船總目録
  卷之一
第一 水上を知る浮ぶ瀬の酒
第二 花の一字の東山
第三 種取かゆる河原撫子
第四 箱根は冥途の關
第五 諸侍の一言弓矢八幡
第六 鬼と雷の評判區々
  卷之二
第一 乘掛馬の鈴鹿峠
第二 詞をかはす磔女
第三 月夜の高坊主
第四 人知れずこそ戀の梯
第五 人を釣れし夷三郎
  卷之三
第一 離鬼病の娘
第二 鍋蓋大明神
第三 不断櫻は妙智力
第四 御慇懃なる幽靈
第五 手合せの仙曲藥
第六 呼子の傳授鳥
  卷之四
第一 世は様々の國狂談
第二 祝言は内證にてざんざ
第三 恩を忘れぬ狐の働
第四 隱れ里の美女來臨
  卷之五
第一 初て入ほとけの道
第二 殊勝なるしかけ女
第三 こゝろは形の簡板
第四 名聞は實の始
第五 隠れなき調子聞

一夜船 總目録終
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錦文流「熊谷女編笠」寶永三年

熊谷女編笠.pdf

熊谷女編笠
五册 錦文流作 寶永三年刊
錦文流は西澤一風、都の錦、月尋堂、北條團水等と共に、西鶴の各方面をそれ/\に傳へて、江島其磧の代表する八文字屋本への時期を繋いだ作者の一人で、大阪座摩社の邊に佳み、俳諧を西鶴に學び錦頂子といふ。「風流今兼好」「棠大門屋敷」「當世乙女織」「好色手柄咄」等の小説を作り、また淨瑠璃「本海道虎石」等數種あつて、櫻塚西吟、西澤一風と共に淨瑠璃三傑と呼ばれた。未だその傳記の詳しきを得ない。
 「熊谷女編笠」はその序にいふ如く、寶永三年六月七日京都立賣堀にあつた女の敵討一件に趣向をとり、秋に至つて出版した際物小説で、卑猥な文字は弄しながらもその教訓ぷりはやゝ眞面目らしく見え、淨瑠璃の手法を以て、寫實を離れ屡々陳套な七五調を用ひ、「堀江川のほたる狩り」(卷之二、第三)に鬘をかけて女に化けた男がある夜取り違へて婆形の鬘をかけた爲めに見現はされる條等の如く、如何にも低級な讀者の笑を求めた。
 只西鶴を繼承した淨世草紙に新機軸を出さうとした苦心は、巷談を潤色して一編を通じた趣向を立てさせ、こゝに太平の世に珍らしい女の敵討を脚色してその始末を詳しく書くのであつた。又この事件を扱つたものに、これと時を同じくして出た森本東烏の「京縫鎖帷子」があり、「熊谷女編笠」にもよつた跡の見える近松の淨瑠璃「堀河波鼓」がある。

 この書寛政九年再版された。

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「正月揃」貞享五年

昭和版帝國文庫

解題
藤村作
正月揃
六册 白眼居士作 貞享五年刊

作者は柳亭種彦の「好色本目録」によれば、京都東山の僧、貞享四年「好色破邪顯正」を出して好色本の流行を難じた人で、井原西鶴の門人の別號を白眼居士といふ北條團水とは全く別人であるが、後に書肆のさかしらで團水作と入木した書まであるといふ。
 この書は貴人から庶人に至るまで、當時の正月の風俗習慣をみ、更に正月の意味をひいてその始め起原來由を和漢の古典を引用して書いたもので、當時の風俗習慣を傳ふるよりも、その沿革を敍することに力を入れてゐる。併し公家、武家、僧侶、諸職、商人、百姓等に關するもの三十五種、その被服、調度、持物等に至るまで仔細に檢すれば、風俗研鑚の助となるものが多い。
正月揃.pdf
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「珍本全集」上解題(昭和版帝國文庫)

珍本全集上解題.pdf


正月揃
熊谷女編笠
一夜船
傾城色三味線
寛濶役者片氣
諸國武道容氣
梅若丸一代記
鎌倉諸藝袖日記
風俗誹人氣質
諸道聽耳世間猿
赤烏帽子都氣質
西山物語
近江縣物語
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2006年08月21日

潁原退蔵「近松用語二三」

せんま
さそう
臼から杵
ほてくろし
手振鶯
潁原・近松用語二三.pdf
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2006年08月19日

岡田希雄「久曾神氏の「俊祕抄について」を讀む」

久曾神氏の「俊祕抄について」を讀む
岡田希雄

岡田希雄・俊秘抄.pdf
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