2006年06月26日

田能村孝憲『竹田莊詩話』

竹田莊詩話   一卷       田能村孝憲著
 田能村孝憲、字は君彜、行藏と稱す、竹田と號す、又、雪月書堂、補拙廬、三我主人の號あり、豊後、岡の人なり、家世々藩醫たり、竹田幼にして學を好み、詩を嗜み、醫は其の志に非ず、藩主特に命じて儒者とす、竹田多病なるを以て致仕し、風流自ら娯み,京阪の間に往來し、篠小竹、頼山陽等と交れり、竹田常に本邦人が詩餘を作るもの希なるを恨み、嗔詞圖譜を著して之を世に公にせり、而して最も畫に巧にして、山水人物花鳥みな明清人の筆意を得たり、畫名海内に鳴る、天保五年八月二十六日歿す、年五十九。
 此書は多く同時の作者の詩を録せり、其の標準とする所は宋詩にあり、而して中に多く佳話を載せ、人をして卒讀し易きを恨ましむ。
竹田莊詩話.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 19:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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