此の書は、專ら明の李攀龍の詩に就いて聲律を攻究したるものにして.李は極めて聲律に嚴なれば、姑らく李詩を假りて標準とせしものなり敢へて物徂徠の如く、李氏を尸祝するに非ず、末尾に滄溟集に就きて、律絶數十首を抄して、一々これが是非を述べたり、著者の傳は、詳ならず、頼杏坪氏の序にも.唯閥閲士夫と書するのみなれば、其の郷貫は固より、その名字すら知るに由しなきは、遺憾とすべし、西島長孫の蘭溪詩存に、題南極老人圖奉壽南谷瀧川公の長古一篇あり、姑く茲に之を附記す。(丈政庚辰春日新鐫玉芝園藏版)
滄溟近體聲律考.pdf
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