2006年07月01日

中井竹山「詩律兆」

詩律兆
十一卷
中井積善著
中井積善、字は子慶、竹山と號す、通稱は善太、大阪の人なり、郎ち甃庵の長子にして、弟履軒と倶に宋學を五井蘭洲に受く、我邦の宋學を爲すもの頑冥固陋にして.一に朱読を墨守し、片言隻字と雖もこれに違ふことを爲さず、竹山は大本は朱子を以て根柢とするも、世儒の偏隘に倣はず.亦頗る詩文に渉れり、常に曰く.吾が學は林に非ず山崎に非ず、一家の宋學と、晩に甃庵の創する所の懷徳書院に長たり、育英を以て業とす、薩肥二侯重碌を以て聘すれども、皆辭して應ぜず、文化元年二月二日歿す、享年七十玉、履軒私に謚して文惠と曰ふ。
古來我邦の作家は、往々聲律に疎なり、改に作詩法を説ける書は多くあるも、未だ聲律に及ぶものあらず、偶これあるも、其の説く所は淺近にして、根本に溯りて之を詳にするものあらず、今此の書は近體の詩に就いて、恆調變調の目を立て、一々例を引いて之を明にせり、而してその引證する所は、律詩は杜甫を以て主とし、旁ら四唐宋明に及べり、末尾の兩卷には、作詩に關する論説を掲げたり、本叢書第一卷に收めたる盧松江の唐詩平仄考と共に、詩界の雙壁といふべし.
(安永五年十一月鳩功、江戸須原茂兵衞京林權兵衞、大阪松村九兵衞、井上丹六、良野六兵衞、)

詩律兆1.pdf
詩律兆2.pdf

詩律兆目録
○卷之一
五言律詩上
正格
 恆調
 變調
○卷之二
五言律詩中
偏格
 恆調
 變調
○卷之三
五言律詩下
拗格
 正格拗起句軆
 偏格拗起句體
 偏格拗前聯體
 偏格拗前聯鱧
 正格拗後聯體
 偏格拗後聯體
 正格拗結句體
 偏格拗結句醴
 正格拗二聯體
 偏絡拗二聯鱧
 前正後偏相墾體
 前偏後正棚孚鱧
 一正一偏交互鱸
 一偏一正交互體
○卷之四
七言律詩上
正格
 恆訓
 變調
○卷之五
七言律詩中
偏格
 恆調
變調
O卷之六
七言律詩下
揚赭

正格拗二起句一體
偏格拗二起句一體
正格拗二前聯一體
偏格拗二前聯一體
正格拗二後聯一體
偏格拗二後聯一體
覇格拗二結句一體
偏格拗二結句一軆
正格拗二二聯一體
偏格拗二二聯一軆
前正後偏相牛體
訪偏後正相孚體
一正崗編憂互軆
一轗一正交互體
拗格

○卷之七
七言絶句上
正格
 恆調
 變調
○卷之八
七言絶句中
偏格
 恆調
 變調
○卷之九
七言絶句下
拗格
前正後偏體
 前偏後正軆
○卷之十
餘考
 體格
 四聲之拘
 八病之非
 正格偏格
 拗體
 雜評
○卷之十一
附録
 論一
 論二
 論三
 論四     
 論五     
答大出子友書 
上府城大鎭羽侯書
與紀世馨書
詩律兆目録終
posted by うわづら文庫主人 at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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