2005年03月12日

山崎美成『文教温故』

文教温故 随筆二卷二冊
【著者】山崎美成
【刊行】文政十一年
【解説】徳川幕府以前に於ける學問教育の起原及び沿革を「六國史」「古事記」「學令」「政事要略」「公式令」「江家次第」「拾芥抄」「異制庭訓往來」「空華日工集」、その他の諸書并に記録類に據つて考説したもので、我が古代教育史の參考になる。
その目次を擧げると、(上卷)第一文學の篇に、學規・大小經・四道儒・律令格式・武備・爛脱・折桂・燈油料・程朱學・新舊二義の目を收め、第二學校の篇に、釋奠・文宣王の目を收め、第三經籍の篇に、始傳經典・五經・十三經・老莊爲經・四書・孝經・讀書始用孝經或千字文・孟子非經・佚書存吾邦・書册の目を收め、第四訓點の篇に、點圖・遠古止點・法家點圖・御書始調進點圖角筆・訓點・朱墨兩點・返點・須弖假名・濁點・朱引の目を收め、第五讀法の篇に、經傳古訓・名目・漢音呉音・對馬音の目を收め、(下卷)第六文字の篇に、上古無文字・新字・和字・省字・偏旁之稱・假名・片假名・伊呂波・伊呂波終書京字・以難波津淺香山二歌爲書學始・假名書之用意・蘆手歌繪の目を收め、第七文章の篇に、平出闕字・闕畫・年號・和文・假名遣・書翰の目を收め、第八詩賦の篇に、詩賦起原・詩話・詩會・聯句・掩韻の目を收め、第九和歌の篇に、和歌・抄物・制詞・連歌・和漢聯句の目を收め、第十印板の篇に、古刻多佛經・儒書・始刻醫書・活字版等の目が收められてある。             〔和田〕

文教温故批考 隨筆二卷
【著者】狩谷望之・屋代弘賢
【諸本】國書刊行會の「百家随筆」第三所收。
【解説】山崎美成の著「文教温故」(別項)中の誤妄を難じたものであるが、卷一は狩谷掖齋の撰、卷二は屋代輪池の作で、ともに五六則から成る小册である。「文教温故」を手にする人は必ず參照すべきものである。          〔和田〕

bunkyoonko.pdf


posted by うわづら文庫主人 at 20:51| Comment(0) | TrackBack(2) | 国語学論文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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