2005年04月01日
『国学院雑誌』に連載されていたものです。巻末での連載であり、ページの切れ目が内容的区切りと一致していません。
松尾捨治郎の著作権も切れています。
katugoyoron.pdfこれは巻三までですが、巻四以降は、三木幸信氏によって『女子大国文』(京都女子大)で翻刻された他に、ずべて『義門研究資料集成』に収められています。
ただし、残念なことに、京都女子大本を底本にした『義門研究資料集成』では、巻二の一部(二十五条「じぢのけぢめ」後半から二十七条まで)が欠けています(凡例に「松尾捨治郎博士校注本を比校し」とあるのにです)。この部分(25,26)は、二十八条「諸国の方言によりて古言雅語の領会せらるゝ あまたある事」と並んで、方言研究史上も重要なものです。
posted by うわづら文庫主人 at 01:00|
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義門『活語余論』「諸国の方言によりて……」
Excerpt: 【二八】 諸国の方言によりて 古言 雅語 の領會せらるゝあまたある事
じ ぢ のけぢめ、かう くわうか のしなの如き、今もわかれてある處のあるは、古雅の傳はれる也。是を思ひても近き世人の霊語通とやら..
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義門『活語余論』「じぢのけぢめ」
Excerpt: じ ぢ のけぢめ
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