2006年06月27日

山本北山『作詩志〓』

作詩志彀
一卷
山本信有著
山本北山は、一生、袁中郎の清新を唱へて,李王七子の摸擬剽竊を排撃し、此書及び作文志轂を作りて、大にその所見を披瀝せり、李于鱗は、唐詩を剽竊し、徂徠南郭の徒は又た明詩を剽竊し、以て風雅の正聲となせり、北山は一々これを抉摘して、復た完膚なからしむ、附録には、物服二子の詩文を糾彈せり。
北山の略傳は、孝經樓詩話(本叢書第二卷)の解題中に載せたり。
作詩志〓.pdf

仄起平起
起承轉合

拗體
排律
絶句
聯句
詩餘
押韻
格調
剽襲詩十首
性靈
清新詩十五首
天門中斷
絶句解
蘭陵美酒
徂徠詩誤
唐詩歸
瀟湘何事
宮女如花
懐中自璧
諸家本集
唐詩選
秋浦歌
洛陽道
秦時明月
巳見寒梅發
漢國山河在
澹浪詩話
三家詩話
徂徠不知詩道
體裁
含蓄發露
言志詩
老杜詩
三家絶句
春臺南溟命題杜撰
列朝詩集
擬議成變化
元美定論
世論不知韓袁
佳詩暗合
中郎集
絶句解拾遺
幸不幸
〓園泌園
詩變總論

 附録
徂徠文章謬誤
南郭文章謬誤
南郭詩誤
posted by うわづら文庫主人 at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久保善教『木石園詩話』

木石園詩話   一卷      久保善教著
 此書は詩は三百篇に淵源することより、唐宋元明各代各種の風格あるを論じ、我邦の詩の始めより、徂徠南郭等の詩風に論及せり、大要宋詩に左袒するものゝ如し、其の他、作詩者の心得とすべきことを雜然と論じだり、且同時の名家又は同藩知友の作を録せり、但此書は寫本にて傳はりて、未だ上梓せられず。
 著者は越前大野の藩士なり、其の生卒年月等は未だ之を詳にする能はざれど同藩士、唐他山、松邨九山等と略その時を同うせり。
木石園詩話.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

市野迷庵『詩史顰』

詩史顰  一卷      市野光彦著
 市野光彦、字は俊卿、簣窓と號す、晩に迷庵と號す、六世の祖重光、伊勢白子邑より江戸神田に來りて質庫を開けり、四世の孫某、賢にして學を好めう、其の子光紀、香川氏を娶りて迷庵を生めり、迷庵稍,長じ、祖父の遺書を讀みて發憤し、業を黒澤迂仲に受け、經藝を研鑽せり、林述齋の講説を受け、平澤旭山、市川寛齋等と交る、年三十にして俄に交游を謝し、專らその本業に從事せり、後十餘年、徐に出でゝ舊交を尋ねんとすれど、多く老病せり、是に於て深居して讀書し、復た世と接せず、當時狩谷望之、亦だ市人にして古を好む者なり、二人相交ること兄弟の如しと云ふ、文政九年八月十四日歿す、年六十二。
 此書は、迷庵嘗て國史を讀み、南北朝の際に至ち、私に感ずる所あり、因て大塔宮・楠公父子・新田義貞・足利高氏・直義等十五人を列し、毎人七言絶句一首を作り、且つ評語を繋けしなり、其の詩史といふは、黄公遠の讀史吟評の體に傚ひたるものにて、顰といふは謙辭なり、徳川氏の世に在つて、名分未だ立たず、南北正閏の論、未だ甚だ明かならざりし時に當りて、能く此の著を成せり、史を讀むに一隻眼を具ふるものといふべし、但し足利高氏は當に高の字を書てべし、尊の字を書すべからず、是れ大義の關する所なり、今此書皆尊の字を書せり故に贅す、
詩史蕣.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 09:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

安積澹泊『老圃詩〓』

老圃詩〓   一卷        安積 覺著
安積覺、字は子先、覺兵衞と稱す、澹泊と號す、又た老圃と號す、祖父正、信、元和乙卯、大坂の役に戰功あり、後ち水戸侯に仕ふ、父貞吉、繼でその碌を食む、澹泊生れて十歳にして朱舜水を師とし、長ずるに及び、博學能文にして、最も史に長ぜり、義公が大日本史を編するに及びて、澹泊は之が總裁と爲れり、元文二年、病を以て歿す、年八十二、明治三十五年十一月、正四位を贈らる。
 此書は湖亭渉筆第四卷にありて、本邦詩人の逸話を録し、唐宋詩家の佳話逸聞を記し、或は詩句の妙を論じ、瑕疵を論ずる等、頗蘊蓄を傾注せり、〓は唐韻に、戸皆反とあり、説文を按ずるに、〓、脯也といへう、詩〓とは、蓋、其の話する所、枯痩にして生肉の味なしと謙遜したるならん。
老圃詩〓.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 09:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

空海『文鏡秘府論』

文鏡祕府論
六卷
釋空海著
此書は、我邦に於ける詩文話の最古なるものにして、書中概ね四聲を論じ八病を擧げ、或は格式を論じ、或は體裁を辯ず、我邦韻鏡の學、實に此に起れり、弘法大師嘗て嵯峨帝の問に答へて、天子聖哲と奏せしが如き、言々皆韻に協はざるものなし、顧ふにその入唐の時に當りて、名公鉅卿より直ちに傳授を得しものならん、市川寛齋の半江暇筆に曰く、『唐人の詩論、久く專書なし、其の數.載籍に見はるゝも、亦僅々晨星の如し、獨我が大同中に、釋の空海、唐に遊學し、崔融の新唐詩格、王昌齡の詩格、元競の髓腦、皎然の詩議、等の書を獲て歸る、後ち文鏡祕府論六卷を著作し、唐人の巵言盡く其の中に在り』と、是の編一たび世に出でゝ、唐代作者の祕奥發露せられ、殆んど遺す所なし、洵に雲霧を披きて青天を覩るの概あり、實に文林の奇籍、學海の祕〓と謂ふべし、卷を分つこと六、天・地・東・南・西・北・の六字を以て符號とし、一卷二卷といはず、其の自序に、謂ふ配卷軸於六合、懸不朽於兩曜、名曰文鏡祕府論と、著作の大旨も亦推すべし、編中に引く所の詩句、往々全唐詩に載せざるものあり、是れ亦入唐の日に見し所の各家の集、今の本と異るものあるなり。
此書、舊本誤謬極めて多く、往々讀むべからざる所あり、今嚴に校訂を加へ、文選及び唐代諸家の詩句を引けるものは、一々之を原書に參し、其誤れるものは之を正し、その闕けたるものは之を補ひ、其の兩可にして、適從する所を知らざるものは、姑く舊文を存して、異文をその下に注す、舊本、正文の旁に異文を録せるものは、今悉く之をその句下に注せり、更に 帝室の御藏に係る高山寺舊藏の古寫本を借りて之を校し、一々その異同を注せり、尚又、山田永年氏の活宇印行に係る文筆眼心抄をも參考せり、帥ち抄と書せるもの是れなり、凡そ新に注するものは必ず一小圈を施し、以て原注に別てり、但し此書按了の後、更に異文あるを發見するものは之を欄外に掲ぐ、其の語繁にして欄外に收むる能はざるものは、校補として卷末に載せたり、斯く校訂に意を用ふれども、本文の意味不明の爲めに翻譯を誤れるもの多しと信ず、讀者幸に之を指摘せらるれば幸甚。
文鏡秘府論1.pdf
文鏡秘府論2.pdf

天卷
 調四聲譜
 調聲
 詩章中用聲法式
 七種韻
 四聲論
地卷
 論體勢等
 十七勢
 十四例
 十體
 六義
 八階
 六志
 九意
東卷
 論對
 二十九種對
 筆札七種言句例
南卷
 論文意
 論體
 定位
 集論
西卷
 論病
 文二十八種病
 文筆十病得失
北卷
 論對屬
 帝徳録
posted by うわづら文庫主人 at 09:50| Comment(3) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三浦晉『詩轍』(続)

詩轍
六卷  收後三卷
三浦晉著
本叢書第六卷に詩轍第一卷より第三卷までを掲げたり、此卷には第四卷より第六卷までを掲ぐ。
詩轍2.pdf

○卷之四
  篇法
格法
遇畷
造句
鋪叙
遇接
虚實
接法
偸春
偸春反格
蜂腰
蜂腰反格
對法數品
對結
一意
奪胎換骨
摘用
點化
翻案
影略
明暗
起結
襭腰
解鐙
  韻法
古韻
今韻
協韻
郷韻
落韻
借韻
失韻
傍韻
逋韻
重韻
華花
同字
傍犯
疊韻
隔句疊韻
分韻
和韻
同韻
次韻
用韻
趁韻
險韻
唖韻
寛韻
窄韻
和韻先後
依韻
追和
和歌
換韻
霾押韻
雙用
短古韻
由韻倒裝
倒押
強押
促句
單殺
雙殺
全不押韻
蓮韻
疊韻
轉韻
疊連
擲韻
重字
回音
擲韻
五絶韻法
昔義
分韻
奇韻
側韻
轉韻
○卷之五
  句 法
宇句篇章
篇什
拙起
管到
對目
正對
合掌
當句自犯
兩句一意
兩首一意
異類甥
異類對
同異混用
句中帯脇不對字
異類奇者
地名
偏枯
雙聲
疊韻
蓮綿
雙擬
回文
聯綿
回文
連珠
隔句
互成
賦體
意對
李對
奇對
字對
側軆
假對
借對
句中自對
就句
當封
子母
轉句自對
聯珠
拗句
拗律
支那音
倒裝
蹉對
雙關
互體
以二對一
一句兩節
用助宇
論腰
折句
君不見例
用古句
略字
句數学數
  字 法
安宇
禁忌
句頭疊掌
一聯四疉
一字疊用
字眼
所宇義
字眼
疵瑕
複宇
置字工夫
斡旋
櫛開
唐突
○卷之六
  雜記
題名
無題多
題著詩字
命題
絶句偶成
無題
雜詩
詠懐
詠史
樂府題
竹枝詞
子夜呉歌
邃別留別
以句入題
顧題
獨脚鼎足
單題
鼎足
雙脚
歸題
樂府
歌行
書名不書
應制
應令
應教
應需
應試
題法詳略
題法正倒
題用注法
簡走
帥事
即興
帥席
慶賀

過訪
鱠呈
人名題法
同姓自稱
同姓稱佗
俗稱

名字
單名
復名
生日壽

詩貴著題
書韻書句
題用日月
擅揚
壓卷
名家
大家
詩料
宿構
宿製

推敲
潤筆
吟社
敵手


塗沫

臼戰
詩筒
詩牌
鼓吹
横吹
挽歌
傚擬
代作
古意
長歌
短歌
警策
斧鑿之痕
要貼
斤兩
三慮思量
地名

官號
諸侯
太守
姓氏
名諱
釋氏稱呼
印章
印具
朱印
青印
詩箋
僭稱
佳節三作
和製
用事
故事
詩癖
妙悟
驚F人
戲調
口占
口號
口詩
詩讖
詩妖
詩蝸
詩福
鬼詩
摘用
鱠答詩鱧
澁體
唐明
唐明之異
三變
格字
韻字
聞剰套
贏得
取次



蒼茫





若爲
匝耐

等閑


慇懃
丁寧








與兼和

無端
早晩
曉夕
明到
慇懃


向來
見読
聞説
耐可
其奈
其如
隔是
不分
生僭
卻取

看來
不會


碧桃


殘雪
初月
多少
隨意
任佗
儘教
遮莫
終古
行矣
好去


不財管
只管






唯獨
切頻
忽乍







如若




風塵
芙蓉
詩歌
童謠
祝辭


駢語
掩韻
和詩
梵詩
蠻詩
國字詩
助聲
詩歡
posted by うわづら文庫主人 at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月26日

市川世寧『全唐詩逸』

全唐詩逸
三卷
市川世寧著
此の書は、全唐詩に漏れ我邦に傳はりたる詩のみを捜索蒐輯せしものなり、著者の傳は、本叢書第二卷「談唐詩選」の解題に見へたり。(文化紀元春三月發発江湖詩社藏版)
全唐詩逸.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

加藤良白『柳橋詩話』

柳橋詩話
二卷
加藤良白著
加藤良白、善庵と號す、又た草軒、富春と號す、姫路藩の醫員にして學を好みて交藻あり、江戸に到りて、太田錦城の門に入る、人と爲り、滑稽洒脱、好んで談笑して人の頤を解かしむといふ。
此書は隨園詩話の體に傚ひたるものにして、其意強いて門戸を立てゝ、唐宋の優劣を爭はず、多く我邦の古代の詩に關する逸話を收め、且同時の名家の作をも録せり、又以て一時の興會を想見するに足らん。(冨春館藏版)
柳橋詩話.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東條琴臺『幼學詩話』

幼學詩話
一卷
東條耕著
東條耕、宇は子藏、琴臺と號す、江戸の人、博聞強記なり、嘗て越後高田藩主榊原氏に聘せらる、明治十一年九月二十七日歿す、年八十四。
此書は初學の徒に作詩の入門を示さんが爲めに著はせしものなれば、極めて卑近なることのみを擇びて、懇切に説明せゐ、凡そ二十二條あり。

幼學詩話.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

瀧川南谷『滄溟近體聲律考』

滄溟近體聲律考  一卷    瀧川南谷著
 此の書は、專ら明の李攀龍の詩に就いて聲律を攻究したるものにして.李は極めて聲律に嚴なれば、姑らく李詩を假りて標準とせしものなり敢へて物徂徠の如く、李氏を尸祝するに非ず、末尾に滄溟集に就きて、律絶數十首を抄して、一々これが是非を述べたり、著者の傳は、詳ならず、頼杏坪氏の序にも.唯閥閲士夫と書するのみなれば、其の郷貫は固より、その名字すら知るに由しなきは、遺憾とすべし、西島長孫の蘭溪詩存に、題南極老人圖奉壽南谷瀧川公の長古一篇あり、姑く茲に之を附記す。(丈政庚辰春日新鐫玉芝園藏版)
滄溟近體聲律考.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三浦梅園『詩轍』

詩轍
六卷
三浦晉著
47
三浦晉、字は安貞、梅園・攣山・洞仙・季山は.皆その別號なり、豊後杵築の人、父は醫を業とす、梅園幼にして穎敏、初め綾部絅齋に從ふて學ぶ.後ち豊前中津に至り、藤貞一の門に遊び、俊才の稱あり、常に天地造化の理を究めんと欲し、之を思ふて得ず、寢食を忘る丶に至る.天明癸卯の歳,杵築侯新に立ち、梅園を召見し、待つに家老の禮を以てせり、寛政元年三月十四日歿す、年六十七。
此書は、大意・詩義・體製・變法・異體・篇法・韻法・句法・字法・雜記の十門に分ち、毎門更に數十項の小目を置いて詳述せり、其の説く所、極めて平易にして、了解に難からず、而して歴代諸家の詩話中より、名説を抄出し、之に自家の斷案を加へ、明晰的確、復た餘蘊なし、我邦詩學の書中にありて、有數の著とす。(天明六年八月京師
書肆、林伊兵衞等發行)


詩轍.pdf


目次
○卷之一
 大意
詩起
樂府
古新樂府
本邦詩起
古體近體
律原
律軆
格詩

體法格式
律起先後
千字律詩
宋明
使事
西崑體
宋人用事
明人用事
明宋
儒者氣象
性情
學詩
詩變
清詩
遲敏
  詩義
六義

詠物
雙跏

譏刺

比興
設意深幽
景中寫意

興趣
仙佛

議論

詩用
○卷之二
 體製
諸體之原
唐律之始
五言
古體近體
體之字義
七古三軆
八病
平頭
上尾
蜂腰
鶴膝
音韻聲
大韻
小韻
三紐
八病之辨
朝綱八病
二四二六
反粘
平起側起
花格疉格
起聯
章解
前聯後聯結聯
全篇
側起

第一字
思字
鶴膝
同韻病
排律
散比
八比

側韻排律
五韻律
試用七言
平入側入

平起側起
對起
聲法
下三宇法
五七言別
相承
夾半
拗句
夾側
漢魏
齊梁
陳隋
初唐
盛唐
晩唐
于鱗
彼此
念二
越韻
起承轉合
側韻律
唐律巳成
絶句之始
五絶
五七絶句
短古
七言排律
三韻律
六言律
八病
古詩六言
○卷之三
 變法
變法
失粘

熟語連用
不守聲律
江左體
變中整齊
近古之別
  異體
香奩體
變體
胡蘆韻
轆轤韻
進退韻
連珠
新醴
雙字
疊句
毎句用事
自君之出
兩頭繊繊
首尾
首尾吟
回文
顛倒韻
盤中詩
集句
俳語
十七字詩
歇後俳諧
四聲

平上
平去
平入
五律
疊韻
偏傍
藁砧
宇謎
形容
略題字體
離合
名詩
歇後
吃語
雙聲疉韻
切意
用和事實
限字
起結一韻
歌括
偈頌
詩餘
詞之來由
詞之篇目
詞之用所
名義
詩餘三調
詞譜
麋括
聯句
五律聯句
排律聯句
五絶聯句
七律聯句
七絶聯句
異代聯句
倍字聯句
一聯分屬
昌黎聯句
本邦聯句
近製聯句
蓮歌
和漢嘆和
posted by うわづら文庫主人 at 20:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

清田絢『藝苑譜』

藝苑譜
一卷
清田絢著
セイダ
清田絢、字は君錦.初の字は元〓、〓叟、又は孔雀樓主人と號す、通稱は文平、即ち福井藩の文學伊藤龍洲の季子にして、江村北海の弟なり、龍洲出でて伊藤氏を繼ぐ、故に〓叟をして本姓に復し、清田氏の祀を奉ぜしむ、清田氏は播磨の著姓なり、〓叟。始め物氏の學を奉ぜしが、後ち自ら其の非を悟り、一に朱子を以て主とせり、父の蔭を以て擢んでられて、越前の儒員となれり、伯兄伊藤錦里と共に優遇を蒙れり、平素喜みて通鑑を讀み、之を批評し通鑑三編批評十卷を著はせり、
又た好んで史記を讀み史記律を著せり、天明五年三月二十三日、京師に歿す、年六十七、或は曰く七十八。
此書は專ら詩を談ずるものに非れども、多く作詩者の知らざる可らざることを述べたり.別に藝苑談の著あり、此二書を夷考するに、談は汎論に屬し譜は各論に屬せり、藝苑談は後卷に掲くべし。
藝苑譜.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 20:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

田能村孝憲『竹田莊詩話』

竹田莊詩話   一卷       田能村孝憲著
 田能村孝憲、字は君彜、行藏と稱す、竹田と號す、又、雪月書堂、補拙廬、三我主人の號あり、豊後、岡の人なり、家世々藩醫たり、竹田幼にして學を好み、詩を嗜み、醫は其の志に非ず、藩主特に命じて儒者とす、竹田多病なるを以て致仕し、風流自ら娯み,京阪の間に往來し、篠小竹、頼山陽等と交れり、竹田常に本邦人が詩餘を作るもの希なるを恨み、嗔詞圖譜を著して之を世に公にせり、而して最も畫に巧にして、山水人物花鳥みな明清人の筆意を得たり、畫名海内に鳴る、天保五年八月二十六日歿す、年五十九。
 此書は多く同時の作者の詩を録せり、其の標準とする所は宋詩にあり、而して中に多く佳話を載せ、人をして卒讀し易きを恨ましむ。
竹田莊詩話.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 19:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

徐居正『東人詩話』

東人詩話   二卷      朝鮮 徐居正著
 徐居正、字は剛中四佳亭と號す、逹城(慶尚北道)の人、世宗甲子に登科し、世祖丁丑に重試し、丙戍に拔英・登俊の兩試に登第し、議政府左參贊となり、逹城君に封ぜられ、文衡を典り、卒して文忠と諡せらる、東國通鑑五十六卷、外紀一卷、東文選五十五卷、四佳亭集十五卷等を著せり、山本北山の聯珠詩格序に据るに、聯珠詩格の増注を作りしは此の人なり、(本叢書第二卷、孝經樓詩話附録參照)
 増補文獻備考を按ずるに、徐居正の撰する所の大東詩話一卷を載するも、東人詩話を載せず、是れ或は異名同書ならんか。
 此書の朝鮮にて初めて飜刻せられしは.明の成化十年の秋なり、(姜希孟の序に据る、)即ち朝鮮の成宗の五年に當れり、其の後ち李必榮が重刊せしは、崇禎十二年なり、李必榮の識語に据る、)即ち朝鮮仁租十七年に當れり、我邦にて之を上梓せしは、明暦元年にして、明の永暦九年に當れり、(朝鮮の孝宗の六年なり、)李必榮の重刋の歳を距ること十六年の後なり、李必榮の識語に、原本の差舛の處を頗抹改を加ふと言へるも、今李氏本を以て本邦の版本と對校するに、多少文字の異同はあれど、抹改といふべき處あるを見ず、今本邦の版本を底本とし、李氏本の異同を欄外に掲げ、且つ本文の字傍に黒圏を附したり、李氏の識語は、最後に附載せり。
此書は主として高麗の詩藻を品隲したるものにして、時には唐人の作に及べり、議論平穩にして、絶えて矯激に流れず、朝鮮の詩話中に在つて白眉と稱すべきものとす。
東人詩話.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東聚『〓雨亭隨筆』

〓雨亭隨筆  三卷    東   聚著
 東聚、字は伯順、初め文亮と稱し、後ち一學と稱す、夢亭、又た悔菴と號す、伊勢山田の人なり、韓聯玉に學ぶ、菅茶山、篠崎小竹と交る、嘉永二年六月十二日歿す、享年五十九、當時、宋詩盛に世に行はれしに、夢亭は、獨、唐詩を喜び、唐詩正聲箋注を著せり、其意唐詩復興に資するにあり。
 此書は經史の攷證等種々の事に渉れるも、詩に關する説述甚だ多し、且往々創見に乏しからずといふ、(嘉永五年春刻、寄春草堂藏版)
〓雨亭隨筆1.pdf
〓雨亭隨筆2.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

皆川愿『淇園詩話』

淇園詩話  一卷    皆川 愿著
 皆川愿、字は伯恭、淇園と號す、又、有斐齋、〓齋の號あり、通稱は文藏、京師の人なり、年甫めて十五、韓客を見て、席上に唱和す、韓客その工を嘆ぜり、後ち一家の學を成せり、弟子門籍に上るもの三千餘人、臺閣諸公の弟子の禮を執るもの甚衆し、而して平戸侯最も敬重せり、文化四年五月十六日歿す、年七十四。
 此書一に盛唐を以て標準とせり、而して其自言に曰く、詩は體裁・格調・精紳の三者相須つて始めて完壁となる、而して精神は又三者の總要たりと、是れ以て其の書の内容を推すべし。
淇園詩話.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

津阪孝綽『葛原詩話糾謬』

葛原詩話糾謬
二卷
津阪孝綽著
此書は、亡友齋藤次郎(拙堂翁の嫡孫)君の藏本を借りて謄寫せしものにして、原本は葛原詩話の版本の欄外に細楷もて書き入れあり、思ふに拙堂翁が津阪氏より借りて書手に筆記せしめられしものならん、その書き入れは、第二卷の終りに止まりたり、第二卷の坪の條に、「第四卷ノ標記ニ見ハル」とあるに据れば、第四卷即ち詩話の正篇全部に渉りて糾謬を作られしことは明なり、余は後の二卷を得んとして、往年よう種々手を盡せども、終に得る能はず、勢人馬場龜久生君を煩はし、有造館書目及び津阪氏著書目録を檢するに、并に糾謬を載せず、是れ其の稿本は既に散逸し、纔に齋藤氏の家に保存せられしものなり、故に後の二卷を得んとするは、河清を待つに均し、故に現存二卷のみを茲に上梓すること丶せり、此の書はもと標記と名づけたることは、上に引きたる語にて明なり、糾謬と名づけたるは、夜航餘話に見えたり、餘話に又た糾謬數條を擧げたり、語句頗同じからず、且つ後篇に及べり.葛原詩話ノ著者六如其人は學問該博を以て自ら許したるも、津阪氏は「六如は學殖菲薄にして頗る粗淺の誤あり」と言へり、今此書は一々六如の誤謬を指摘し、例を引いて之を證せり、前卷に收めたる浸�敬所翁の著と共に葛原詩話を讀むには必參看せざるべらざる書とす。
著者の傳は、本叢書第二卷夜航詩話の解題に見ゆ。
葛原詩話糾謬.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 17:16| Comment(0) | TrackBack(1) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

六如『葛原詩話後篇』

葛原詩話後篇   四卷       釋  慈周著
 此書は本叢書第四卷に收めたる葛原詩話の後篇にして、その體例は前篇に同じ、而して往々前篇攷据の足らざるを補ひ、所説の誤りを正すものあり、蓋、六如、晩年に菅信卿に囑して手録せしめたるものなり。

葛原詩話後篇.pdf


葛原詩話後篇目次
 卷 一
若箇
搖落
於字、之字、以字、爲字、然字
如奈何奈可、耐何.奈爲
二字三字四字連用例
鯛川諸勝
何事者、何色者、何事意、胡爲乎
末上春、下番花
惡字語例
休去
不較多、不爭多
自字
少陵
渉門弘景道俊玄奘
慳是
公事、公家事
用古人成語成句
倒用字

米年、雙井、栞年
嬾殘
姑惡、〓歸、太平鳥、鶺鴒、快活.婆餅焦,鴉舅
聖來鳴

和韻次韻始于六朝鞠
宮漏五聲、鶏三號、六更、三商
〓、〓、〓
嫩字、棣棠花
酒母、酒子、酒脚茶脚、酒過花、酒花
可中三義
那誰、阿誰、阿那、誰何
頭顱
活字死用、死字活用
詩用助字
生紙
齊己謁鄭谷李頻詩示方干
〓包船詩

  卷 二
烟火
四清、雙清、松竹梅
翠微二義
幾、獨、且、自、而、也、措于句末
五色五方四時算數字互作對偶
得我、得吾、得人

屈原塔
寧底巧、能底急、能箇痩

句間用歟字耶宇
爲字、熟字中間挿入他字
獨速、禿速、獨悚、篤速

即欲死
蒼荘仄聲、事字平聲、散字平聲、暗字平聲、司字入聲、蒲字琵字竝仄聲、冰字去聲
船名、蜻蜒艇、小〓〓、竹船
星字三義
天竺花、
吉貝花、撞花、
芭蕉樹
史彌遠伐靈隱松支〓山松、松公、日本松
金燈花
消破、不消、何消
許、爾、似許、似此、箇許
滴淋
何許、疊用字數件
死恨
春立
花似肉、紅生肉、痕生肉
花友、秤友、山友、地友
則、不則、也則
不限
些箇、些來箇、渾個
同字分聾對句用之
儘渠
武殺、武也
暄燠、暖活、暖房
無事二義
業巳
瑠泥
若爲、何似、何似生、何若
蓋總
自在茶     
兩此君一傳生南視北、作梅
渠翕、渠我、我儂、吾儂、箇儂、儂

茅柴
雨子、月子、雪子、杏子花、片子時、李子花
村歩、弄、濱
小清明
雁戸、雁臣
俯字
嬲宇
未下
云鳳
碧花、澹泊花
之字
翆如何共
小歩馬
年頭、年内
近鱧全首用駆逋韻一例
耕字押韻

  卷三
半鋤雨
粗才、粗使、粗官、粗人、粗山水
金曲巵、玉屈巵
畫胡     
薄相、賤相、窮相
過、多、幾何多、深、奇
碧梅      
紫梅      
歌一一莫哀蒲眼酷出
蠶官、蠶娘、園婆、婆官、七公、孟婆、瓧蓊、田祚、蠶榊、田祗
合殿、邇殿
索性、索鬧
零箸、箸字軍上二聲
擇勝亭、移春檻、丁字亭
太孕、少牛、小孚、牛分

眼中人
垣橋L
黄花菊、茱花亦稱畠黄花
歸遺      
乾雪、煎自愁臼
如馨爾馨
草人



唐劉叉冰桂雪車詩
思字去聲訓v悲、思字兩音
向道
缸面、甕頭
有々無々句中疊用
紅塵、軟紅
一川
重複語     
是字      
産字
直置、挑脱
頭上、當頭、當中
他日、他年、異日、明月、來朝
雪中騎ゾ驢孟浩然
古韻涌讀

研北
除是
歡料
眼看、眼
不レ似嵩湘江水北流}
屋舍間數    
烟草詩     
揉v柏爲昌物形
小茶
鏡聽詞、響卜、琵琶卜、油花卜、繭卜、琵卜、擲錢ト
泥、謁、婦、
梨花雲、梨花夢、梨花盞
蠶三幼

  卷四
儂字
無粥一
捉迷藏詩
熟食寒節
也字置昌于句末轍
唐花
稱僧爲褐
元和脚、元祐脚、
宣和脚     
老罷、阿田、郎罷
干       
掃取      
留森亭     
御所      
正使、正令、直令
茱萸烟、牡麹烟、水屏風、胡皴、竹驃襞、竹驩鰡
三絃     
自郎、既灌、絶麟
嚏、吉嚔、嚏涕 
紫陌二所
月泉吟粃詩賞
鳥獸用昌坐字鴨
橘黄之需
風流措措
風珮、簷珮
女郎
落後
小蠻、二義
作底v底
論字

小桃
在字用昌于句尾疇
孔雀詩用昌都護字腑
討來、懊惱澤家
暖字
牛菽二義、青袍二意一
眼似
補鍋匠
松蕈詩
東西玉
劇目
曷郎
杜詩喜以昌爲字一作昌韻脚
從」而省v文、歇後
宋元明清諸家絶句
反切語
法跂
暮 
一色二義
擁字
著莫莫
豪來
落集、落車、落磴
間關兩義

靂雲、貢雲
聚文韻略跋、三重韻
何言
posted by うわづら文庫主人 at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

西島蘭溪『弊菷詩話』

弊菷詩話 二卷
附録 一卷

西島長孫著
西島長孫、字は元齡、良佐と稱し、蘭溪と號す、江戸の人、本姓は下條、長孫始め西島柳谷に從ふて學ぶ、柳谷其才を愛し、養ふて子とせり、學極めて博く、最も詩に長ぜり、昌平學の教官たり、嘉永五年十二月十五日歿す、年七十三、此書、一に孜々齋詩話と名く、今孜々齋詩話と題署せる本と、此の書とを對校するに、孜々齋本は此書より多きこと十六條なり、今此書中に〔補〕と書せるものこれなり、又た、石徴士之後」「藍田東龜年心賦云」の二條を下卷の初めに載す、其の他は順序に相違あることなし、されど字句の間には、往々増減あり、今一々原文の下に其の異同を録し、廓弧を施して以て原注に別てり、孜々齋本には附録を載せず、且つ跋語も頗る異同あり、唯兩本その孰れか先、孰れか後なるを知らざるなり、二本竝に寫本にて世に傳はり居り、未だ刻本あるを見ず。
弊菷詩話.pdf
posted by うわづら文庫主人 at 14:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤澤一堂『詩律』

詩律
一卷

赤澤一著
赤澤一、字は太乙、一堂と號す、讃岐の人なり、此書は主として詩の格調音韻を論じ、例を引いて之を證せり、其意に以爲へらく、詩は音律を主とす、音律協はざれば詩と爲す可らずと、故に詩對詩病を説くこと頗る精密なり、詩作の部に述ぶる所は、皆痛切にして、作者を戒むるの語多し。(天保四年五月京都五車樓初印)

詩律.pdf


目次
原本に目次を載せず、今之を補ふ。
詩作
詩調
詩韻
五言古風 起句不用押韻 起句押韻 轉韻起句押韻不押韻

七言古 起句轉韻皆押 起句五言者不押韻 對起者不押韻 不對起而不押韻 轉韻不押
三字句四字句六字句 例如五言句法 三字句韻連押
隻句押韻直接上句者等
上下如常押韻中間毎句押韻者等
轉韻句 平均者  互均者 插不均者  初短後均者  後短初均者  初長後均者 後長初均者  參差者  不均者
詩對
 第一、的名對   第二、隔句對   第三、疉字對   第四、互成對
 第五、賦體對   第六、折句對   第七、流水對   第八、意對
 第九、錯綜對   第十、借對    第十一、交絡對  第十二當句對
 他四病
詩病
 第一、水渾病    第二、水滅病    第三、木枯病    第四、金缺病
 第五、土崩病      第六、蜂腰病      第七、鶴膝病      第八、大韻病
 第九、小韻病    第十、傍紐病    第十一、正紐病   第十二、平頭病
 第十三、闕偶病   第十四、繁説病   第十五、齟齬病、 第十六、叢聚病
 第十七、忌諱病   第十八、長纈腰病  第十九、長解鐙病  第二十、支離病
 第廿一、相濫病   第廿二、落節病   第廿三、雜亂病   第廿四、文贅病
詩法
詩詐
目次畢
posted by うわづら文庫主人 at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。